研修カリキュラム

筑波大学附属病院では出身大学による扱いの区別がなく,どの大学の出身の方でも機会は平等で、存分に力を発揮してもらうことができます.また,科全体で行う仕事は日中の日勤帯に行い、レジデントが豊富な臨床経験とプライベートを両立できるように配慮しております.このため,お子さんをお持ちの方でも診療と家族との時間を両立することができます.
当科は多様なバックグラウンドをお持ちの方を歓迎しております.ぜひ一度見学にいらしてください.

問い合わせ

レジデントの1週間

月曜日・木曜日

月曜日・木曜日は 8:30開始の朝回診(カルテ回診&ラウンドで1時間ほど)、16:45開始の夕回診(ラウンドのみで30分ほど)の2つがレジデント全員が参加するイベントです。朝回診は講師も参加するため、診断や治療の方針にフィードバックをもらうよい機会です。その他の時間は各自診察、カルテ記載、書類仕事などを行います。朝回診・夕回診は水曜日をのぞき平日は毎日行います。

火曜日・金曜日

午後は外来/入院患者さんの神経伝導検査・針筋電図検査を行います。外来患者さんの検査はレジデントで手分けして行い、入院患者さんの検査は自分が担当している患者さんに追加検査が必要となった際に行います。神経伝導検査や針筋電図検査は実施にも結果の解釈にも高度な技能を必要とする検査であり、筑波大学の神経内科での実施件数は多く十分な経験を積むことができます。

水曜日に教授回診があるため、火曜日は資料の用意で帰宅が遅くなることが多いですが、計画的に準備をしておけば遅くならずに帰ることも可能です。金曜日には次の週の入院患者さんが決定するため、外勤の日や現在の担当人数、興味のある症例などを考慮してレジデント同士で相談して担当を決めます。

水曜日

午前に教授回診があり、午後に予演会やミーティングがあるため忙しい日です。教授回診ではレジデントが作成した資料やカルテを参考に診断や治療方針を確認したのち、患者さんの元に伺い病歴聴取や神経診察を行います。ベッドサイドでの診察所見を重要視し、たっぷりと時間をとるのが当科の特徴です。当科では頻繁に内科学会や神経学会で発表しており、午後には正式に発表する前の練習として予演会をしています。また、珍しい症例をレジデントが担当した際には、クリニカルカンファを開き症例や関連研究をシェアしてもらっています。

外勤

大学内の業務のほかに、レジデントはそれぞれ週1日程度(同日の午前・午後で1日あるいは半日を2日間ずつ)外勤をしています。入院と違い、外来初診から担当するため力がつきます。また、頭痛などの Common disease や パーキンソン病の薬剤調整など、入院診療では診療機会の少ない症例も外来では診ることができます。

オンコール

平日の夜間帯、休日の日勤帯・夜間帯はそれぞれ後期レジデントがオンコールに入り、患者さんの急変時や緊急入院に対応します。オンコールに入っていないときには、原則として担当レジデントが呼び出されることはないため、旅行や帰省なども可能です。

休暇

当科では1年に2回まとまった休みをとることができます。休みの前は患者さんの振り分けを調整し、休みに入ったときには担当患者さんがすべて退院しているように調整しているレジデントが多いです。休みの間は呼び出されることはありません。

ローテーション

神経内科医としての診断能力を身に付けるには,common diseaseだけでなく希少疾患の診療経験が重要です。このため,当科では希少疾患が多く集まる大学病院の神経内科を中心にレジデントのローテーションを組んでおります.さらに、後期研修医1年目か2年目で地域の中核病院に勤務し、内科医としての幅広い臨床経験に加え,急性期の対応や集中治療室での全身管理を学ぶことができます。また,本大学の脳卒中科をローテーションし,最先端の脳卒中治療や脳血管内治療の経験を積むこともできます.

ローテーション例1

ローテーション例2

ローテーション例3(産休・育休のため研修課程が延長しています)

初期研修カリキュラム

初期研修においては,指導医および後期研修医の指導のもと,さまざまな神経疾患を受け持ちながら,詳細な病歴聴取,神経診察,神経伝導検査や針筋電図の解釈,頭部MRIや脊髄MRI,核医学検査の読影の基礎,腰椎穿刺の手技を学ぶことができます.

病歴や神経症候から,神経解剖学の知識を武器に病巣を絞り込む診断法は神経内科独自のものであり,本を読むだけで身につけることは困難ですが,他の医師と症例について議論を重ねることで思考法を学ぶことができます.

神経疾患は希少疾患が話題になることが多いことから有病率が低いと思われがちですが,神経疾患の代表格である認知症は頻度の高い疾患です(アルツハイマー型認知症は80歳の10人に一人が罹患).さらに頚椎症,腰椎症や手根管症候群などの整形外科疾患の診断にも神経診断学が有効であることを考えると,極めて多くの患者さんの診療に神経内科での診療経験は役立ちます.
神経内科を志す先生はもちろん,他の診療科に進む先生方にも,ぜひ当科で研修を行い,日々の診療で役立つ神経内科の知識を得てほしいと願っています.

卒後臨床プログラムで筑波大学神経内科を選択するには

附属病院神経内科での初期研修は,筑波大学附属病院臨床教育センターの研修プログラムに従って選択可能です(附属病院初期臨床研修プログラムはこちら).
また,見学・実習を希望される学生・研修医の皆さんも随時受け入れております.
ご不明な点がある方は,お気軽にneurol@md.tsukuba.ac.jp までお問合せください.

学生実習

筑波大学医学専門学群4-6年生を対象とした臨床実習では,病歴の聴取や神経診察を実際に行いながら学びます.神経診察は救急診療に欠かせない技能であり,どの科に進む場合でも役に立ちます.さらに各種検査結果とあわせ,鑑別診断や治療方針について考察します.大学で扱う症例は希少であるため,教科書には情報が載っていないことも多く,自分で必要な文献を調べる習慣が身に付きます.学生のカルテに対しては教員がフィードバックを行い,各症例についてより深く考えることができるようにしています.


筑波大学 神経内科(脳神経内科)

筑波大学附属病院
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
E-mail;neurol@md.tsukuba.ac.jp
TEL&FAX 029-853-3224