診療案内

脳神経内科を受診すべき症状・病気について

脳神経内科は脳や脊髄,末梢神経,筋肉の病気を扱う診療科です.意識や思考,感覚,運動など,様々な体の機能に関する症状が当科の対象になります.具体的な症状や病名については,日本神経学会のWebサイトの「脳神経内科の主な病気」のページをご覧ください.

はじめて当科を受診される方へ

本院は厚生労働省より特定機能病院として承認され、高度な医療サービスを地域に対して効率よく提供することが求められております。このため,原則として他の病院・診療所からご紹介いただいた患者様を診療することになっております.
すでに受診されている医院・病院がある場合は,まず担当医師とご相談ください.現時点で未受診の場合は,まずはお近くの病院に受診ください.その上で当院に受診を希望される場合は,紹介状の情報や内服歴が診断に役立ちますので,紹介状(診療情報提供書)やお薬手帳,保険証を持参して病院に起こしください.
受診の際に,今までの症状を書いたメモがあると診察がスムーズになります.受診のきっかけとなった症状が,「どこに」「いつから」「どのようなスピードで(突然,数日間・数週間・数ヶ月・数年など)」生じ,その後の経過はどうであるか(変わらない,悪くなった,よくなった,良くなったり悪くなったりする)など,症状の推移がわかりやすくなるようなメモをお持ちいただくようにお薦めします.

心の病と診断された方へ

心の問題が元で,力が入らない,うまく歩けない,感覚がなくなるなど,神経や筋肉の病気と見分けのつきにくいような症状が起きることがあります.心の病と判断される場合は,精神科や心療内科の受診をおすすめする場合もありますのでご了承ください.

パーキンソン病や認知症の患者さんへ

当科ではパーキンソン病や認知症の診断・治療に力を入れております.特に2023年1月から当科に赴任した斉木は、約15年間パーキンソン病診療のメッカである順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)で修練を積み、年間500人以上の患者さんの診療を行ってきました。初期の患者さん(症状が出現してから3年以内)の将来的な不安への対応・薬剤選択/リハビリテーションについての説明、進行期の患者さん(ウェアリングオフやジスキネジアに困っておられる)のデバイス補助療法の導入タイミング・施設についてのご相談まですべてのフェーズに対応しています。必要に応じて,REM睡眠行動障害などの神経症状を検査したり,投薬に対する反応性を評価するため,検査入院をお勧めすることもあります.
また,最先端の測定技術を用いたパーキンソン病やアルツハイマー病の方の血液や皮脂を用いたバイオマーカーの研究,パーキンソン病治療薬の臨床研究も行っております.
当科の受診をご希望の方は,上記の「はじめて当科を受診される方へ」の注意をご確認ください.
場合によって,お近くのかかりつけ医への受診を継続しつつ,当科への定期的な受診をおすすめすることがあります.

当院の関連病院

当科では,茨城県各地の医療機関や地域医療教育センターに常勤医師,教員を派遣しています.各施設と連携し,診療を行っています.

関連施設 医師名
いちはら病院 原田 祐嗣
山口 哲人
茨城西南医療センター病院 上野 友之
茨城県西部メディカルセンター
(茨城県西部地域臨床教育センター)
寺田 真
保坂 孝史
茨城県立医療大学付属病院 河野 豊
茨城県立中央病院 小國 英一
霞ヶ浦医療センター 山本(平塚) 詞子
遠坂 直希
国立病院機構いわき病院 吉沢 和朗
社団福祉法人欅会旭台病院 朝倉 真紀子
筑波記念病院 玉岡 晃
星野 幸子
柳葉(中岡) 久実
武田 勇人
つくば双愛病院  矢藤 睦子
筑波メディカルセンター病院 廣木 昌彦
とよさと病院 萩原 直木
日立総合病院 藤田 恒夫
社会連携教育研究センター(ひたちなか総合病院) 保坂 愛
儘田 直美
ホスピタル坂東 吉田 佐好子
水戸医療センター 田代裕一
相澤 哲史
水戸地域医療教育センター(水戸協同病院) 塩谷 彩子
みらい平クリニック 小松崎 八寿子
龍ヶ崎済生会病院 古庄 健太郎
森山 哲也
筑波大学 神経内科(脳神経内科)

筑波大学附属病院
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
E-mail;neurol@md.tsukuba.ac.jp
TEL&FAX 029-853-3224