医師の子育て支援・女性医師支援制度について

筑波大学神経内科では、出産・育児・介護などで長時間の勤務が難しい方々のそれぞれの状況に柔軟に対応し、医師としての成長を支援しています。
筑波大学神経内科では、カンファレンスや電気生理学検査は全て平日の日勤勤務帯に行うため、時短勤務であっても他の医師と同様に経験を積み、担当患者さんの診療に責任を持って取り組むことが可能です。夜間のオンコール対応が困難な場合には、意識や呼吸状態が安定した急変リスクの少ない患者さんを中心に担当することもできます。
筑波大学附属病院全体としても、個々の医師の状況に合わせた以下のような支援を用意しています。

事業所内保育所が整備されています

大学が設置する「ゆりのき保育所」の利用が可能です。筑波大学敷地内にあり、附属病院から徒歩5分です。

保育時間: 7:30~21:30 の間の10時間
※早朝・延長利用も可能です。

体調不良の際は院内病児保育と連携して対応します。

女性医師の声

夫は当院職員ではないため、第一子は家から最寄りの保育園に通っていましたが、第二子は同じ保育園に入園できなかったため、ゆりの木保育所に通所しています。
受け入れ先がなければ仕事に復帰できないところだったので助かりました。
8:30ごろに園に送って、18:30にお迎えするというスケジュールです。
母乳育児を続けたかったので、毎日12時、15時は保育園に授乳に通っています。保育所は病院から近い場所にあるので、それほど負担ではありません。仕事が立て込んでいて授乳に行けない場合は、電話して保育士さんにミルクをあげてもらっています。

男性医師の声

妻も当院医師として働いており、二人で協力して育てています。院内保育所のため他の保護者にも知り合いが多く、定期的に当院小児科の先生による診察もあって非常に心強いです。二人の休日当番が重なった場合にも9:00~17:00まで預けることが可能なため、働きながら子育てをする家庭でも安心して利用することができています。


病児保育やベビーシッターサービスの利用ができます

院内病児保育

子どもが病気の際に、院内病児保育を利用することができます。
病児保育は小児科専門医の指導のもと、小児総合医療センターの保育士等と民間ベビーシッター会社からの派遣を組み合わせて院内の病児保育室で行います。また、保育中の病態の変化には小児科専門医が対応します。

利用時間: 平日8:30~18:00
利用料: 3,000円/日
受 付: 平日8:30~17:15(祝祭日を除く)

ベビーシッター利用補助

成育支援制度により、時間外勤務、休日出勤や緊急時のベビーシッター利用に補助が受けられます。

※平日9:00~18:00に要予約
補助額: 1,000円/時間 (上限 8時間)

男性医師の声(大内先生)

下痢、発熱で体調不良が生じた時に院内の病児保育を利用させていただきました。唐突な発熱の場合でも午前に小児科を受診して午後に出勤できたり、下痢や紅斑が続いていても1日預かってもらえたりと、業務を続けていく上で大変助かっています。

女性医師支援制度

女性医師が、プライベートライフと両立しながらキャリアを重ねていけるように支援する取り組みです。参加者は個々の女性医師の、技術・獲得したい技能の内容と、育児などのプライベートライフとの両立について、専任のキャリアコーディネーターと十分に相談の上、個別に半日∼30時間/週の研修プログラムを設定して研修を行っていきます。
筑波大学が運営している保育所、搾乳スペースを利用することが可能です。

女性医師の声

第一子の産後から女性医師支援制度を使っています。火曜日は外の病院で外来を行い、月・水―金を合わせて計30時間のスケジュールで働いています。夜間や休日の勤務を免除していただけるので助かっています。


筑波大学 神経内科(脳神経内科)

筑波大学附属病院
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
E-mail;neurol@md.tsukuba.ac.jp
TEL&FAX 029-853-3224