猪狩弘大先生の症例報告が、BMC Neurologyに掲載されました。
本報告では、歩行の開始や協調が困難となるgait apraxiaが、補足運動野(SMA)の血流低下に起因すると考えられる大脳皮質基底核変性症(CBS)の2症例を提示しました。両症例とも、筋力低下や運動失調、感覚障害、四肢の失行は顕著ではない一方で、歩行障害が際立っており、脳血流SPECTにてSMAの血流低下が確認されました。本症例報告から、gait apraxiaはCBSの早期症状として出現し得ることが示唆され、SPECTを用いたSMA機能評価が診断精度の向上に有用である可能性が示されました。
PMID: 40731333
DOI: 10.1186/s12883-025-04332-z